· 

【弛緩と収縮をうまく使う】 ウエイトトレーニングについて思うこと

岐阜県関市で治療からトレーニングまでできる、「本気」で治したい人のための接骨院【たかふじ接骨院】の院長JUNでございます。

 

今日はウエイトトレーニングについて思うことを書いていきたいと思います。

 

ちなみに僕はほとんどやってません。

 

そもそも「ウエイトトレーニング」とはなんだ???


ウエイトトレーニングとは?


すんごい(笑)

 

筋肉祭りですね(*´Д`)ハアハア

 

【ウエイトトレーニングとは】

 

ウェイトトレーニング(Weight Training)は、筋力トレーニングの1種目。

バーベル、ダンベル、マシンまたは自重などを使い筋肉に負荷をかけ体を鍛えるトレーニング。

主に筋力の増大、またはそれに伴う筋肉の増量などを目的とするトレーニングの総称。

 

狭義にはバーベルやダンベル、専用のトレーニングマシンを使用したトレーニングであり、広義にはそれに自重を利用したトレーニングも含む。

 

(Wikipedia先生より)

 

簡単に言うと、「重りを持って行うトレーニングの総称」といったところでしょうか?


ウエイトトレーニングの効果・目的は?


ウエイトトレーニングにはいろんな効果や行う目的があると思います。

自体重のトレーニングと比較しながら確認してみましょう。

 

 

【①簡単に始められる】

 

トレーニング初心者にとっては、自体重トレーニングって結構しんどい場合があります。

例えば、腕立てや懸垂。

 

いきなり自体重を支えるのは無理と言う方も多いかと思います。

 

そんな時はダンベルやマシンを使って軽い負荷から始めることも出来ますよね♪

 

慣れてきたら徐々に負荷を上げていき、自体重を持ち上げられる筋力を獲得していくことも出来ます。

 

こういった負荷を自由に変えられるという点では自体重トレーニングより優れていますよね。

 

【②様々な筋や動きに対応できる】

 

自体重トレーニングでは鍛えられない・負荷をかけることが難しいという事があります。

 

ウエイトトレーニングでは専用のマシンなどを使うことによってそういった問題を解消することが出来ます。

 

特に広背筋などの「引く・引っ張る」とう動作は、自体重のみでは難しく、何か道具を使わないと負荷がかけられません。

 

【③筋肉量が増やせる(筋肥大)】

 

このあたりが自体重と比べて一番差があるのか?

 

自体重では自分の体重が増えないと、負荷が増えませんもんね(笑)

 

ウエイトトレーニングでは、自分の体重の倍以上の負荷をかけることは簡単にできますよね。

 

 

以上がウエイトトレーニングが自体重より優れている点なのかなと思います。


僕があんまりウエイトトレーニングやらない理由


最初に言ってましたが、僕はウエイトトレーニングをあまりしません。

 

今までやってきたベースがある程度あるからこれ以上にはやらないと言う方が正しいかもしれません。

 

やらない理由としては、ウエイトトレーニングによって身体を固めて使う・筋肉を強く収縮させて使うことが優位になってしまいがちだからです。

 

普段から一生懸命、高重量のウエイトトレーニングを頑張っている選手は特に体を固めることが得意になってしまいます。

 

身体を固める、筋肉を強く収縮させて使うことのデメリットは何なんでしょう?

 

 


身体を固める、筋肉を強く収縮させて使うことのデメリット


①筋硬結が起きる

②血流低下

③柔軟性の低下

④筋の微細損傷が起きやすくなる

⑤自律神経系の興奮状態(交感神経優位)が抜けにくい

⑥疲労回復しにくくなる

⑦眠りにくくなる

 

 

といったところです。

(正直このあたりが今回のブログで一番言いたかった点です)

 

ウエイトトレーニング=身体を固める、筋肉を強く収縮させて使う

 

ではないと思いますが、傾向としてはこういった選手が多いかと思います。

 

身体を固める癖が強いと、動きにしなやかさが無くなり、瞬発的な反応や、身体のしなりも低下します。

 

 

 

あと、ウエイトトレーニングで鍛えた身体が必ずしもパフォーマンスに直結するわけではありません。

 

全身の筋力やパワーがあれば、バク転ができるというわけじゃないですもんね

 

僕がそうでした(笑)

 

ウエイトトレーニングで鍛えた筋肉に神経をつなぎ、柔軟にしなやかに使うトレーニングも平行して行うことが、パフォーマンスアップに繋がるかと当院では考えています。


アスリートが目指すべきパフォーマンス


理想は野生動物のようにしなやかに、全身が連動して、柔軟に、柔らかく身体が使える事。

 

先程のように、身体を固めて、力感いっぱいで身体を使うことはデメリットいっぱいです。

 

でも、力のコントロールを行う上で、ウエイトトレーニングで得られる筋力なども必要かと思います。

 

なので、最初のタイトルにあったように

 

「弛緩」と「収縮」

 

をうまく、共立させて、平行させて、効率の良い使い方を学習していくことが大切であるとたかふじ接骨院では皆さんに伝えています。

 

力感なく、最低限の力で、柔軟に、脱力して、かつ安定して動けているのか・・・がアスリートとしては大事かと!!

 

例えば、この下の写真の様な「押し合い」でも…

 


一枚目の院長JUNと高校生の子との押し合いの様子を見てみると、分かりにくいですが僕の表情は余裕がありますが、高校生の彼はかなり力んでいる状態です。

 

彼としては力いっぱい押しているつもりなんですが、僕にはあまり力は伝わってきませんでした。

 

押し合いの勝敗としては、もちろん僕が勝たせていただきました(笑)

 

ちなみに、ラグビー部に所属していて、練習やトレーニングもそれなりにやっていて、ベンチプレスでも自分の体重くらいは持ち上げることが出来るのに、押せない・・・。

 

自分の中ではめちゃくちゃ力入れてるのに・・・。

 

汗が出るほど力んでいるのに・・・。

 

それに比べて、院長JUNは余裕の表情で、力感なく、簡単に吹っ飛ばしてくる(笑)

 

 

これが「押し合い」という競技で、前後半分かれて、長い時間の競技であれば当然スタミナが切れて持ちません。

 

この相手(物)を効率よく押すという感覚に関しては、ベンチプレスだけで学習できるかというと難しいです。

 

中には感覚の良い選手であれば分かるかと思いますが、大部分の選手はうまく出来ません。

 

となると、とにかく「力!!」「パワー!!」でやるしかないですよね(^^;)

 

となると、先程挙げた「デメリット」のようになりかねませんよね。


まとめ


こういった事を「身体操作」という様に呼んでますが、せっかく良いモノを持っていた選手が、トレーニングや練習の内容によってパフォーマンスが低下することなんてよくあります。

 

それによりケガしてしまったり、満足なプレーが出来ないことになったりします。

 

イチローが長年良いプレーヤーとしてあり続けているのも、今回お伝えしたことが体現出来ているからなのかなと思っています。

 

ウエイトトレーニング=ダメといことではないですが、このブログを見て、トレーニングについての考え方を見直すきっかけになってくれたら幸いです。

 

担当:JUN