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アーチェリー競技でのケガ・障害や重要な身体操作について

岐阜県関市で治療からトレーニングまでできる、「本気」で治したい人のための接骨院【たかふじ接骨院】の院長JUNですm(__)m

 

なんか久々のブログ(;^ω^)

書くタイミングを逃すとなかなか書けなくて…(言い訳www)

 

先日セキアーチェリージュニアクラブさんにて指導させて頂きましたアーチェリー競技でのケガ・障害や重要な身体操作について少しお話したいと思います(^^)/


アーチェリーでのトラブル・ケガ


※今回のブログの内容は、僕の経験や知識を基に書いています。アーチェリー競技の経験は無いため、競技者の方でこのブログを見る場合「ここは違うぞ!!」って箇所があったら是非教えて下さい!!

 

アーチェリーでは弦を引いてる手首に負荷がかかるだとか、弦が腕に当たってケガするという事がありますが、それよりも大きな問題となるのは

 

首・肩の負荷です。

ロサンゼルスオリンピックアーチェリー男子個人銅メダリスト、アテネオリンピック銀メダリストの山本博さんがとある対談で自身の身体のことについてお話されています。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/33100?page=5

 

山本: 肩と首です。僕自身、首はもう完全にやられてしまっています。2年前、MRIで撮ったら頚椎が2カ所、潰れてしまっていたんです。

 

山本: 常にしびれている状態ですね。マッサージでほぐして軽減しながらやっていくしかありません。

 

などと話されています・・・

 

実際に当院に来るアーチェリーやってる子でも

 

●肩こり

●首が痛い

●痺れる

●頭痛

 

のような症状を訴える子がいますね(^^;)

こんな感じで首にしわが寄って、右肩が上がってしまう使い方を繰り返すと首や肩に負荷がかかるのもわかりますよね・・・

 

同じ様な競技である「弓道」のフォームは?


でもう一度アーチェリーのフォームをチェック。


アーチェリーでは弦を引いてアゴの辺りで止めるみたいなんです。

その辺がアーチェリー競技で首肩の負荷がかかりやすい理由なんでしょうかね?

 

 その際に肩甲骨が上手く使えていれば肩や肘の位置は上がらないと僕は思っています。

 

アーチェリーと弓道のフォームや姿勢を比べても、弓道の方が肩が上ってなくて綺麗ですね(^^;)

 

上手く使えているとこんな感じ⇩になるのかなと思います。


肩が必要以上に上がっていなくて、前腕が水平になっているのがわかりますかね?

首肩の筋肉を使わずに肩甲骨周りのインナーマッスルや当院でよく言う「脇」の意識があればこうなるかと。

 

同じ様なポーズをとってみて、そのまま肘を上げ下げすると首肩の筋肉を使ってやってる感じが分かります。

 

もちろん、肘が上がってるほうが肩関節や首肩辺りに詰まりや引っかかりを感じるはずです。

先程の山本さんのフォームを見ると綺麗だと思いますが、前腕がほんの少し斜めになり肘がちょこっと上がっていますね・・・


首肩の筋肉を使わずに、「脇」や肩のインナーマッスルを使う


先程から言ってる首や肩の筋肉はこちら⇩

僧帽筋の上部繊維になります。

 

他にもいろいろありますが、このあたりの筋肉を頑張って縮めると「首をすくめる・肩を上げる」様な形になります。

 

さらに頑張ると顎が前に出てきて、猫背っぽくなりません・・・?

いい画像がなかったんですが、こんな感じ。

 

ランナーさんで肩こる人はこんな状態だと思います。

 

この状態で上肢を操作してみると可動域も狭くなり、筋肉や肩関節の負荷が増加します。

 

なので、僕がアーチェリーの選手に指導する時は僧帽筋などの首肩の筋肉はメインで使わないで、「脇」意識や肩のインナーマッスルを使わせるようなトレーニング・エクササイズや身体操作を伝えるようにしています。

 

ちょうどこの「☆」マーク辺りです。

からだRe創作 Mottoさんのブログからお借りしました(笑)
からだRe創作 Mottoさんのブログからお借りしました(笑)

※ちなみにからだRe創作 Mottoさんは岐阜の穂積にある、ジュニアアスリートの運動指導を中心とした姿勢と動きの改善を専門としたスタジオです(^^)/

 

その中の内の一つが「かえるバランス」になります。

 

当院では30秒~1分くらいはキープ出来るようにしようね♪と伝えています。

 

首肩周りの僧帽筋に力が入ってしまっていると維持できない動作です。

脇や肩甲骨・インナーマッスルが上手く使えていると、かなり楽に出来ます♪

 

特にアーチェリーでの弓を持つ方の「押手」側としては直結する身体操作だと思います。

この「かえるバランス」をやりやすくする為のエクササイズや身体操作はまた別であるんですが、目標としては30秒~1分キープ出来るようにすることではなく、

 

どこを使って操作しているのか?

どこの筋肉を使えば安定するのか?

 

といった点が体得出来るかが重要かと思います。

 

これは他のトレーニング全てに言える事。

ただ形を真似ているだけでは現場で使えないと思います。

こういったトレーニング指導などは出張でも受け付けております。

 他にもトレーナー帯同などもスケジュールさえ合えば可能なので、気になる方は気軽にご連絡ください(^^)/

 

担当:JUN