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意外と多い「上殿皮神経」の圧迫による腰痛

患者さんに「上殿皮神経」の場所を伝えている院長JUNの様子。こんな感じでいつも説明してます(^^)/
患者さんに「上殿皮神経」の場所を伝えている院長JUNの様子。こんな感じでいつも説明してます(^^)/

岐阜県関市で治療からトレーニングまでできる、「本気」で治したい人のための接骨院【たかふじ接骨院】の院長JUNですm(__)m

 

 

今回は「腰痛」のお話。

 

その中でも

「上殿皮神経」

の圧迫による腰痛について

 

何それ?って方も多いですが、結構多いんです・・・(;^ω^)

 

そんな「上殿皮神経」についてのブログでございます・・・


腰痛の多くは原因がよく分からない。


世界的に権威のある医学雑誌に掲載された研究では、85%が原因が特定できない「非特異的腰痛」とされているようです・・・

(ネットで色々調べてたら出てきた数字です(-_-;))

 

背骨の手術を行ったのにもかかわらず、意外にも半数以上は腰痛が改善できないとも言われています。

 

医学がだいぶ進歩してきているのにも関わらず、医学的に「ここが原因ですっ!!!!」って確実に言いきれる信頼性のあるようなものも少ないですしね・・・


「上殿皮神経」って?


腰痛の原因って色々あるかと思いますが、

 

骨盤の歪み?姿勢?運動不足?年齢的なもの?

内科的な影響?気のせい(笑)?

 

様々かと思いますが、その中に先程の「上殿皮神経」の圧迫による腰痛があり、載せてある画像の赤いマルのところの骨盤の上を縦走する神経が「上殿皮神経」となります。

 

この辺りに痛みなどの症状がある場合、「上殿皮神経」が関係している可能性があります。


痛みが出る仕組み


では、先程から出ている「上殿皮神経」の圧迫による腰痛はどんなものなのか?

 

僕の下手くそな絵で簡単に説明・・・

 

頑張りました。ホワイトボード汚いっ!!!赤い線が「上殿皮神経」でございます。
頑張りました。ホワイトボード汚いっ!!!赤い線が「上殿皮神経」でございます。

 

 こんな感じでございます(;^ω^)

 

 

前屈や椅子に座り込んだ際に骨盤が後傾し、腰部が曲がってしまう際に上殿皮神経(画像の赤い線)が骨盤の腸骨と呼ばれる部分に当たる形で圧迫されて痛みが引き起ります。


いかがでしょうか?

 

体を反らして圧迫が生じる場合もあります。

 

心当たりがある方いるのでは・・・(;^ω^)?


痛みで出てしまう原因


こうなってしまう原因として当院で考えているのは

 

 

①上殿皮神経周囲の皮下脂肪・軟部組織・骨盤との癒着

②骨盤・胸郭アライメントの問題(歪み)

③股関節がうまく使えていない

 

 

などです。

 

①に関してはリリースしてあげれば結構簡単に解消します。

 

ギックリ腰でも、上殿皮神経部分のリリースだけで痛みが半分以上消失し、痛みでうまく歩けないような方が普通に歩けるくらい改善するケースもあります。

 

自分でもその辺りの皮膚や皮下脂肪をつまんでお辞儀したりを繰り返していると、一時的に痛みが緩和したりします。

 

 

②に関してもそれなりに施術してあげれば改善できますが、③に関しては日常生活動作なので患者さん自身で意識したり、ちゃんと動かせるようにエクササイズしたりする必要があります。

 

原因が①だけの方もいれば、全部って方もいます。

※全部の方の方が多いかも(;^ω^)


まとめ


原因がよく分からない、なかなか良くならない「腰痛」ですが、今回さんざん出てきた「上殿皮神経」が原因で痛みが残っているなんてことは結構あります。

 

ギックリ腰やってから日にち経ってだいぶ良くはなったけども、なんか痛みが残っている方や、手術したのに、違和感が残ってるという方は意外と「上殿皮神経」かもしれませんよ????

 

「ひょっとしたら私の腰痛ってこれなんじゃない・・・?」

 

と思った方は、一度当院にチェックに来てみては?

 

 

担当:JUN