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腰椎分離症と診断されて痛みを繰り返す野球をやっている中学3年生の男の子。 【動ける身体作り・腰に負担がかからない柔軟な胸郭を目指して。】

当院に来院して2回目の野球をやっている中学3年生の男の子の治療経過と方向性について今日は書きます。

 

 

初回に「骨盤」と「股関節」のアライメントのケア。

ケアといってもほとんどが運動療法を占めていました。

 

 

それだけでも骨盤の左右差や股関節の可動制限はある程度改善し、伸展時(腰を反らす動き)の痛みも同時に無くなりました。

 

 

ということで、次は胸郭!

チェックしたら全然動けてない状態でした(^^;)

「壁スクワット」は胸郭と胸椎のチェックで

当院でよく行うチェックの1つです。

 

 

つま先・膝・胸・手のひら(バンザイした状態で)の4カ所を

壁につけて、それらを壁から離さずにスクワットをして

どこまで低くできるかを見るんですが・・・。

 

 

写真で見ていただくと分かるかと思いますが、

彼はこれが限界でした。

 

 

しかも手を伸ばすと全然動けなくなるので、

肘を曲げてフォームを少し甘くしてやっていてこの状態。

これでは現状痛みがなくても必ずまた再発してしまいます(^^;)

背中が使えない、胸郭・胸椎の可動域が狭いために腰を酷使して反る形になります。

 

 

ということで今回は胸郭の可動性を作る施術・ストレッチ・トレーニングを行いました。

メディセルを中心に胸郭から大胸筋部の浅筋膜を吸引してリリース。これだけでは足らないので、そこは手技。これだけでも可動域はかなり変化します。
メディセルを中心に胸郭から大胸筋部の浅筋膜を吸引してリリース。これだけでは足らないので、そこは手技。これだけでも可動域はかなり変化します。
腕や肩で回旋させるのではなく、胸郭など胸から回旋させていくためのストレッチやエクササイズ。最初にチェックした際には手が床に全然つかない状態。左はもっと酷かったですね(^^;)
腕や肩で回旋させるのではなく、胸郭など胸から回旋させていくためのストレッチやエクササイズ。最初にチェックした際には手が床に全然つかない状態。左はもっと酷かったですね(^^;)

胸椎のインナーマッスルをつかっての進展や回旋運動を四つん這いアームレイズでトレーニング。5回でかなりしんどそうでしたね(^^;)
胸椎のインナーマッスルをつかっての進展や回旋運動を四つん這いアームレイズでトレーニング。5回でかなりしんどそうでしたね(^^;)
最後にお馴染み「リアライン・コア」で骨盤から胸郭の動きを整え・学習しながら全身の動きを調整。
最後にお馴染み「リアライン・コア」で骨盤から胸郭の動きを整え・学習しながら全身の動きを調整。

若干の痛みはありましたが、

各関節の可動域はしっかりと拡がりました。

 

 

まだまだ先が長い中学生。

もっと前からでもやるべきなんですが、

 

 

普段からしっかりと動ける身体作りを意識して

セルフコンディショニングしてほしいですね♪

 

 

特に野球やバレーなど腕を上げて行う「オーバーヘッドスポーツ」をやってる子は

胸郭の柔軟性が無いがためにケガしたり、

パフォーマンスが下がっている子は多いと思います。

 

 

その中でも「壁スクワット」は

大事な動作なので、低くしゃがめるように皆さん頑張ってほしいですね(^^;)

 

 

壁スクワットはこちら⇩

出来ない子はウチでチェックしますよ!!

あと、LINEの登録もお願いしますね(^^;)

 

 

担当:髙藤潤